海辺の生き物の世界へようこそ



 私たちの大学は、瀬戸内海に面したところにあります。ここは、比較的海になじみやすい環境です。

 2回生前期に行われる臨海実習では、海辺の生物の観察法や分類の勉強をします。
 みなさんも、海に行ったときなど、いろいろな生き物を見かけることがあると思います。
 カニとか、魚とか、貝だとか、わかりやすい生き物も多いです。
 でも、中には「これなに?、生き物??・・・」なんてこともあるのではないでしょうか。
 そんな疑問の解決にこのページが、お役に立てれば幸いです。
 難しいことは抜きにして、写真だけでもお楽しみください。

2008年4月30日更新


海綿動物(Prorifera)

昔は、スポンジの材料でした。今では、合成のスポンジにその名を奪われていますが、こっちが元祖スポンジです。

ムラサキカイメン

刺胞動物(Cnidaria)

刺胞という、仕込み針を使って、獲物をとらえます。

イソギンチャク

扁形動物(Platyhelminthes)

平べったい形をしています。再生の実験で有名な、プラナリアの仲間です。

ツノヒラムシ

紐形動物(Nemertinea)

文字通り、紐のような形をしています。

ヒモムシ

マダラヒモムシ


軟体動物(Mollusca)

海辺で見かける動物、ナンバーワン。いろいろあります。

多板類:小さな貝殻がたくさん連なっている仲間です。

ウスヒザラガイ

ケハダヒザラガイ

ババガセ1

ババガセ2


腹足類:色々な形をしていますが、みんな1枚の貝殻を持つ仲間です。

アオウミウシ

クロシタナシウミウシ

シロウミウシ

ウミウシ1

ウミウシ2

アワビ

トコブシ

マツバガイ

ウノアシガイ

スカシガイ1

スカシガイ2

スカシガイ3

サザエ

オオヘビガイ

クボガイ


斧足類:2枚貝です。

イガイ

イシダタミ・エビスガイ

ナミマガシワガイ

ハイガイ


環形動物(Annelide)

管状の体をしています。節があったり、足があったり、触手があったり、もう、うにゃうにゃです。

クマノアシツキ

クロムシ

ケヤリムシ

ゴカイ

ミズヒキゴカイ

ウロコムシ1

ウロコムシ2


ゆむし動物(Echiura)

釣りの餌に使われる、好餌のことです。

ユムシ


星口動物(Sipuncula)

口の周りに、触手が星状に配置することから、この名前が付きました。

スジホシムシ


節足動物(Arthropoda)

エビ・カニの仲間です。でも、似てもにつかないモノも同じ仲間に入っています。

イソヘラムシ

イソヘラムシ

カニ1

カニ2

エビ

カメノテ

オオアカフジツボ


棘皮動物(Echinodermata)

クモヒトデ、ヒトデ、ウニ、ナマコ、外見は似ていませんが、外表面に小さなトゲトゲがある仲間です。

ニホンクモヒトデ


キヒトデ

ヒトデ

チビイトマキ1

チビイトマキ2

ヌノメイトマキ

ヤツデヒトデ1

ヤツデヒトデ2


アカウニ

ムラサキウニ1

ムラサキウニ2

バフンウニ


シロナマコ

マナマコ

ホソイカリナマコ


原索動物(Protochordata)

食用になるモノもあります。 岩にくっついていますが、植物ではありません。

エボヤ

マボヤ

シロボヤの仲間

グンタイボヤ1

グンタイボヤ2



その他

風景1

風景2

貝の卵塊

クロムシの糞

スゴカイの巣

タマシキゴカイの卵塊

カンザシゴカイの巣